運転開始前の点検手順と運転開始手順

液化システム更新のため以下は意味を持たない。

ここには概要を記載する詳しくは ekika.pdf を参照のこと

0. 液化機の真空度

液化機の真空度が 0.0 - 4 mbar でないなら液化に先立って排気が必要である排気は液化の前日から行う

0.1 排気手順

1)スイッチ1 ( vacuum pump ) を ON にする30分程排気してから
2)スイッチ2 ( solenoid valve ) を ON にする
3)冷却水チラーの電源を ON にする
4)スイッチ3 ( diffusion pump ) を ON にして1日以上排気する

0.2 排気停止手順

真空度が 0.0 - 4 mbar となっていることを確認した後
1)スイッチ3を OFF にする、少し待って
2)スイッチ2を OFF にする、少し待って
3)スイッチ1を OFF にする、30分以上経ってから
4)冷却水チラーの電源を OFF にする、引き続いて液化運転をする場合は OFF にせずそのままチラーを運転する

注意:チラーの電源を OFF にした場合液化機が検知して警告灯が点灯する

液化機の RESET ボタンを押すと警告灯は停止する

運転に先立って液化運転日誌に一通りの記録をとる

1. 周辺機器の起動と周囲状況の確認

1)冷却塔遠隔操作盤の冷却塔運転ボタンを押し、チェックをつける
2)パッケージエアコン電源を送風運転から冷房運転に切替え、チェックをつける
3)冷却水チラー電源を ON にし、チェックをつける
4)エアーポンプを ON を確認し、ドレインを実施し、チェックをつける
5)周囲に火気の使用や異常が無いことを確認し、チェックをつける
  配管に異常が無いことを確認し、チェックをつける
6)運転制御モニタとプリンタの電源を ON にする
  モニタのキーボードのF6を押し運転モードの確認をする

注意:カーソルが画面の一番下に有るときしか入力は受け付けてもらえない

2. 液化圧縮機の点検と起動

1)運転パネルからロード運転時間を読み取り、記載する esc ↓ ↓
2)運転パネルのリモートを ON にし、チェックをつける 右斜め上矢印
  運転ボタンを ON にし、チェックをつける 1のボタン
  (通常これらのボタンは ON である)
3)オイル分離器の入口 V401 と出口 V404 バルブをにする
4)圧力(中圧タンク、LP 、HP )を読み取り、記載する
5)COMP ボタンを押して圧縮機を起動し、時刻を記載する

3. 液化機の圧力確認と起動

1)入口圧力 PI501 を読み取り記載する 8.60 bara 以上有ること
2)出口圧力 PI500 を読み取り記載する 1.05 bara 以上有ること
3)RESET ボタンを押してリセットを実行し、チェックをつける
4)COLD ボタンを押して液化機を起動し、時刻を記載する

入口圧力指示が規定外の場合バルブスタンドの保圧弁の圧力調整を行う

3.1 設定圧力を高くする場合

loading needle valve を少し開き、PI121A の指示を 0.76 ~ 0.78 MPa にする、圧縮機のパネルを見て圧力が 0.93MPa を超えないようにする

3.2 設定圧力を低くする場合

vent needle valve を少し開き、PI121A の指示を 0.76 ~ 0.78 MPa にする、圧縮機のパネルを見て圧力を微調整する停止の場合には 0.74 MPa にする

4. 内部精製器と中圧乾燥器の起動
4.1 内部精製器の起動

TI142 の指示が 140 K 以下となったら PURI ボタンを押して、精製器を起動し、時刻を記載する

4.2 中圧乾燥器の起動

1)中圧乾燥器の起動ボタンを押して起動し、時刻を記載する
2)HV306C バルブをにし表示もとし、チェックをつける
3)流量を記載する、必要なら PCV302 を調節して流量計の指示を 4 l / min にする
4)露点計の電源を ON にし、チェックをつける

液化運転停止手順

 

1. 内部精製器と中圧乾燥器の停止
1.1 内部精製器の停止

PURI ボタンを押す、液化空気のドレインを確認し、時刻を記載する

1.2 中圧乾燥器の停止

1)内部精製器の停止を確認したら、停止ボタンを押し、時刻を記載する
2)露点計の電源を OFF にし、チェックをつける
3)V306C バルブをにし、表示もにしてチェックをつける

2. 液化機の停止

1)必要なら圧縮機の圧力を下げる(開始手順3.2を参照)
2)中圧タンクの圧力が 4 bara となったら、COLD ボタンを押して液化機を停止し、時刻を記載する
3)必要なら手動で CV142 の開度を90%にする
4)CV110 が閉となるのを確認し、チェックをつける
5)タービンが2つとも停止するのを確認し、チェックをつける
6)すべてのバルブが閉となるのを確認し、チェックをつける

3. 圧縮機停止

1)COMP ボタンを押し圧縮機を停止し、時刻を記載する
2)バルブスタンドの V105A と V114A をにし、チェックをつける
3)必要なら CV142 を自動制御に戻す
4)運転日誌に記録をとる

4. 周辺機器の停止

温度が十分下がったら(3.から30分以上経ってから)
1)冷却塔の運転を停止し、時刻を記載する
2)パッケージエアコンを送風に切替える
3)冷却水チラーを停止し、チェックをつける
4)運転制御モニタとプリンタの電源を OFF にする

注意:警告灯の停止は RESET ボタンを押す

バルブの手動制御について

バルブ制御(F8)の画面にする CV142 の制御はコントローラ9だから
HC 9,100 としてバルブ開度100%を指定する
AC 9 で自動制御となる